親子で見て面白い!学生スポ根青春ムービー5選
カトキチの冷凍うどんに勝る土曜日のお昼ご飯はないと思っています。こやしです。
2020年3月から猛威をふるい続けている新型コロナウイルス。そのせいで、学生さんは甲子園をはじめとした部活の大会が中止となり、私を含め多くの社会人は在宅勤務が増えました。
そうなると必然的に家の中で親と子が揃う時間が増えますよね。しかし、そう簡単に共通の話題などもなく、会話に困る始末。そんな時、一緒に映画をみるというのはどうですか?
高校生の子供と親御さんが一緒に見やすい学生スポ根青春ムービーをご用意しました!どれもAmazon Prime ビデオで見られるものばかりです!
高校生にとっては、まさに今だからこそ感じられる感情があるでしょうし、親御さんにとっては当時を懐かしむ体験となりますよ。お互いの感想なんかを、映画を見終わった後、話し合うのも自然とできそうですね♪
ひゃくはち

雅人とノブは甲子園常連野球部の補欠部員。出場メンバーの当落線上ギリギリの2人はあの手この手でベンチ入りを企てるが、鬼監督サンダーから命じられるのはライバルチームの偵察など雑用ばかり。挙げ句、超有望株の新入生が入部し、残された席はあと一つ…。今まで支え合いながら頑張ってきた親友同士の2人は、最後の夏の甲子園ベンチ入りを懸けた熾烈な争いを決意する-。
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森義隆監督作品。
スポーツチームには、スタメンがいて控えがいます。レギュラーがいて補欠がいます。この物語は、補欠の高校球児が、最後の夏に向けて苦悩し葛藤する物語です。レギュラーと補欠。その人数比は強豪校になればなるほど大きく、100人を超える部であれば、レギュラーは1割に満たないなんてこともザラにある世界です。故に多くの共感を呼び、涙すること必至の映画となっています。
こやし自身もサッカー部で、ちょうど一軍と二軍の間を行ったりきたりの期間が長かったものですから、主人公達の悩みや、つらさが自分のことのように感じられます。
甲子園自体がなくなってしまった今年。今の球児達はどのような感想を持つのか、ぜひ伺ってみたいものです。
湘南乃風の楽曲も男臭さが作品と完全にシンクロしています!
ドラムライン

五感を震わす興奮と感動!未体験のビート、驚異のマーチング・バトル! マーチング・ドラマーとして天才的な才能を持っていたデヴォンは、A&T大学マーチング・バンド部の監督にスカウトされる。マーチング・バンドとは、スポーツ競技のハーフタイム12分の間において、演奏とパフォーマンスで観客を楽しませる、総合エンターテイメントだ。A&T大学は今年も“名誉と青春”を賭けた優勝決定戦を控えていた。デヴォンは天才的なテクニックで周囲を圧倒するが、彼の言動や勝手な行動が、やがてメンバーや監督との軋轢を生んでいく…。
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チャールズ・ストーン三世監督作品。
俳優・女優の実力が伴っていない映画ほど見ていて痛々しいものはありません。しかしこの映画をみる際はそのような心配は、三年に一度しか開けない納戸の引き出しへしまっておきましょう。米ジョーク風です。
マーチングバンドの映画です。吹奏楽部は運動部じゃ!なんて暴言を吐く先生も少なくなってきたと思いますが、彼らの練習量はまさに運動部並です。こやしの通っていた高校でも真夏に走り込みをしている姿を見かけていました。
本映画は、その中でも特に、パーカッショニストにスポットを当てた映画となっています。このようなパーカッション部隊のパフォーマンスは日本ではあまり見かけませんが、アメリカでは主流のようですね。
昔はモテようとバンドをしていたお父さん。昔は吹奏楽部で熱中症寸前まで追い込んでいたお母さん。はたまた今、楽器で一花咲かせようと夢を育てているお子さん。ご一緒に胸をアツくするにはもってこいの映画となっております。
ピンポン

才能にあふれ、卓球が好きで好きでたまらないペコ。子供の頃から無愛想で笑わないスマイルにとってペコはヒーローだ。だが、ペコはエリート留学生チャイナに完敗。インターハイでも、幼なじみのアクマに敗れてしまう。一方スマイルは、コーチに才能を見い出され、実力をつけていく。現実の壁にぶつかったペコと強さに目覚めたスマイル。それぞれの道を歩き始めた彼らに、またインターハイの季節がやってきた…。
(c)2002 「ピンポン」製作委員会
曽根文彦監督作品。
窪塚洋介さんの演技がたまらなくかっこいい。カッコ良すぎて、こやしは中学生の頃にこの映画を見たのですが、高校に入ったら今までやってたサッカーをやめて卓球部に入ろうかと真剣に悩んだほどです。
センスあり、運動神経ありで幼い頃から活躍していたペコ(窪塚洋介)、高校生になって才能を開花させたスマイル(ARATA)、強豪校に身を置き、努力を続け上達してきたアクマ(大倉考二)。三者三様が面白い。
「昔は一番だったのが、周りに追い抜かれて挫折した。」こんな経験ありませんか?こやしはあります。小学生の頃は一番サッカーが上手だったのに、中学・高校と体格差が浮き彫りになり、沈んでいった過去が。初めてこの映画を見た中学生の頃にはなんとも思いませんでしたが、改めて今見返すと、刺さるものがありますね。
漫画版・アニメ版もあり、どれもおすすめです!
ちはやふる -上の句・下の句-・-結び-

千早・太一・新は幼なじみ。いつも一緒にかるたで遊んでいたが、家の事情で新が引っ越し、はなればなれになってしまう。高校生になった千早は、新にもう一度会いたい一心で、再会した太一とともに瑞沢高校“競技かるた部”を作る。創部一年ながら、エース千早の活躍と抜群のチームワークを発揮し、東京都大会優勝をなしとげた。新に東京都大会優勝を報告する千早に、思わぬ新の告白「かるたはもうやらん…」。ショックを受ける千早だが、全国大会へ向けて仲間たちと懸命に練習に励む。そんな中、千早は、同級生ながら最強のクイーンと呼ばれる若宮詩暢の存在を知る… 千早の気持ちは次第に詩暢にとらわれ、“競技かるた部”の仲間たちから離れていってしまう。そして、そんな千早の目を覚まさせようとする太一。千早、太一、新の気持ちが少しずつすれ違っていく…。
(C)2016映画「ちはやふる」製作委員会 (C)末次由紀/講談社
小泉徳宏監督作品。
競技かるたもスポ根カテゴリー とさせていただきました!この映画をみるまでは、百人一首がこんなに熱いものとは知らず、お恥ずかしい限りです。
登場人物のキャラクターがいい塩梅で立っている映画です。過剰にしすぎるとノイズに感じられる漫画原作映画のカテゴリー ですが、本作品は主人公三人のドラマ・人間関係などが丁寧に作られている印象を受けました。
一瞬一瞬が素早く力強いというその競技性を上手く活かした撮影、さらには音楽でスピーディなところはスカッとするほど気持ちよく、その根幹を成す高校生の部活動物語についてもやたら胸をキュンキュンさせてきやがります。Perhumeの楽曲もドライブ感を爆上げしてくれて最強です。
全三部作であり、少し時間がかかりますが、親子揃って三日間の時を過ごせる良い口実になるのではないでしょうか。
風が強く吹いている

天に与えられた”走る”才能をもった2人の若者が出会った。致命的な故障でエリート・ランナーへの道を諦めたハイジと、事件を起こし競技から遠ざかった天才走者カケルだ。ハイジはカケルこそが、秘かに温めていた計画の切り札だと確信、壮大な夢への第一歩を踏み出す。それは、寛政大学陸上競技部の8人と、学生長距離界最大の華<箱根駅伝>出場を目指すこと。ところがこの競技部とは名ばかりで、8人は陸上から縁遠い上に、漫画オタクや25歳の留年生、アフリカから来た留学生など、ユニークなキャラクター揃いだった…。
(c)2009「風が強く吹いている」製作委員会
大森寿美男監督作品。
箱根駅伝の物語。近年、箱根駅伝はメディアでの取り上げられ方も大きくなり、一大人気スポーツイベントとして全国にファンがついています。しかしながら以前は、盛り上がっているのは東日本・ひいては関東圏だけで、西日本在住の人からすると、どこか遠い国の出来事のような印象がありました。多分にもれず香川県出身のこやしからしても、箱根駅伝についてはあまり馴染みがありません。関東の方とお話しするとその愛にびっくりします。
しかしこやしもこの映画を見てからというもの、自分が関東に住んでたら箱根駅伝を目指してランナーになってたかもという思いにさせられました。はいそうです。すぐ影響されるんです。
マラソンという競技性から、ド派手なシーンはあまりありません。その分、静かに丁寧に登場人物の思いや関係が描かれています。
一つのゴールに向かってタスキを繋ぐ。することはただそれだけなんですが、そこにいくつものドラマと、これまで積み上げてきた努力が乗っかるんですよね。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
紹介した映画のほとんどは、漫画・小説が原作となっていますし、派生してアニメになったりしています。ぜひそちらもチェックしてみてくださいね!
スポーツを取り上げるときに、役者の練習不足やごまかしが見えると萎えることがありますが、上にあげた映画たちはその点は満足できることを、こやしが保証します!
スポーツとドラマ。それに音楽と撮影技術が乗っかることでスポ根映画は完成します!スカッとするもの。懐かしくてにやけるもの。感情移入して涙するもの。いつの時代も愛されるジャンルだと思いますので、ぜひ親子揃ってご鑑賞ください!